調査研究事業

北陸の地域産業活性化と活力ある北陸経済を実現するための課題等について調査し、
その解決のための方策等を企画・提言する事業です。

財団自主調査

北陸における産業の高度化や新産業の創出等いわゆる産業の活性化及び活力ある北陸経済の実現を図るための当面する課題について、自主財源を持って調査研究し、課題解決のための方策等を企画・提言する事業です。

「北陸地域における観光産業の現状と課題」に関する調査及び研究

事業年度

平成25年度

調査概要

北陸新幹線が金沢まで延伸され、平成27年3月に開業する予定である。新幹線が、地域経済にもたらすインパクトは大きく、北陸地域の経済発展に資する貴重なインフラとして期待されている。
当財団では、北陸新幹線開業により、地域および観光産業への影響や地域の戦略等を明らかにすべく、調査・研究事業として取り組んだ。
調査にあたっては、東北新幹線および九州新幹線沿線の地域の観光・鉄道・行政等の関係者への訪問取材を実施した。北陸新幹線より先行した地域の取り組みなどを参考にして、北陸地域の観光産業が発展していくためには、何が必要かなどについて取りまとめた。また、北陸地域の観光関連事業者を対象にアンケートを実施し、それぞれの問題点、課題、ニーズを調査した。
報告書の完成にあたっては、観光事業、交通事業に関わる有識者によるアドバイザー会議を実施して、内容について審議した。報告書の概要は以下のとおり。

<前半部>
先行の新幹線と北陸新幹線の特徴を見ることにより、新幹線と連携した地域の発展について掲載した。
・北陸新幹線の歴史と開業後の経済効果
・既存5新幹線(東海道・上越・東北・九州・長野)の駅等の特徴や地域に与えた影響
・北陸新幹線の特色および地域が発展するために、行政、事業者などの各セクターに求められているもの
・北陸新幹線の4駅(黒部宇奈月温泉・富山・新高岡・金沢)とそれぞれの街づくりの方向性

<後半部>
北陸地域の観光産業に絞って課題等について取りまとめた。
・北陸新幹線開業に伴う観光産業への影響
・日本の観光産業の特徴、観光が産業として成長する可能性
・北陸の観光産業の現状、点在する観光スポットの周遊性や付加価値化など
・国内の旅行消費が伸び悩んでいる中、北陸のインバウンドについての可能性

 

A.先進地視察(新幹線関連)

 

視察日 視察先
平成25年12月 9日(月)~11日(水) 東北地域
平成26年 1月26日(日)~28日(火) 九州地域

 

B.アドバイザー会議
平成26年3月12日(水) 金沢市 金沢都ホテル

 

関連行事

平成25年度調査事業「北陸における観光産業の現状と課題」調査報告会(平成26年6月5日)