北陸フェムテックネットワーク設立趣旨
近年、健康維持と生活の質向上を支える技術や製品への関心が急速に高まっています。ライフステージごとの適切なケアを受けながら、誰もが安心して社会で活躍できる環境の整備は、少子高齢化が進む日本にとって喫緊の課題です。フェムテック(FemTech)分野は、この課題解決の鍵を握るとともに、地域経済の活性化にも寄与する可能性を秘めています。
北陸地域(富山県、石川県、福井県)には、優れた技術力を持つ企業や研究機関が集積しており、フェムテック分野において独自の強みを発揮できるポテンシャルがあります。しかし、これまで各機関や企業が個別に取り組んできたため、地域全体の発展につながる体系的な仕組みは構築されていませんでした。
そこで、「産学官医民商」の連携による「北陸フェムテックネットワーク」を設立し、北陸地域を国内外におけるDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)とフェムテック産業のリーディングモデルとすることを目的に、地域社会のウェルビーイング向上と持続可能な成長を支えていきます。